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| 外気温の低い冬を過ぎ、暖かくなり始めると共に皮膚病で来院される患者さんが多くなります。特にアレルギー性皮膚炎は増加傾向になります。 動物の体には、病原体などの異物(抗原)が体内に侵入すると、それをやっつける物質(抗体)が活躍して、体を守る免疫機能が備わっています。この免疫機能が何らかの原因で過剰に反応した状態が「アレルギー」の症状として、色々と体に悪い影響を及ぼします。 一般的に良く知られている「ノミアレルギー性皮膚炎」は、ノミが吸血する時に犬や猫の体内に入るノミの唾液や吸血した後にするノミの糞を舐めたり、吸い込んだりする事により、免疫機能が過剰反応して体表に赤やピンクのブツブツとしたアレルギー症状があらわれます。それを掻きやぶると、赤くただれたり、かさぶたができたりして、耐えがたいほどの激しいかゆみを引き起こします。いったんノミアレルギーの体質になってしまうと、実際にノミが寄生して血を吸わなくても、空気中に浮遊しているノミの糞の量が増加するこの時期になると体全体のかゆみが増し皮膚炎が悪化する事があります。 また、ノミ以外にもアレルギー性皮膚炎を悪化させる物質はたくさんあり、特にこの時期に増加するものとしてカビ、埃、ジュウタンや畳の中に居るダニ類、ゴキブリ、蚊、ハエ、蚊取り線香の成分の除虫菊などが考えられます。 皮膚炎治療の第一歩は、できるだけ原因物質を特定する事です。アレルギーが疑われる場合には、血液検査で何にアレルギー反応がでているかを調べていく事も出来ます。 |